愛育ねっと2003年7月解説コーナー

|愛育ねっとトップページへ戻る ｜解説コーナーバックナンバー| 解説コーナー 2003年7月 自閉症への理解と対応 杉山 登志郎 （あいち小児保健医療総合センター心療科部長兼保健センター長） キーワード：自閉症、広汎性発達障害、自閉症児への療育、自閉症の認知 １．自閉症の基本症状 自閉症は、生まれつきの、社会性の発達の乱れを中心とする臨床的症候群である。臨床的症候群とは、多くの原因を持っているが同じ行動的な特徴を持つグループという意味である。自閉症の基本的障害は、ウィングの三つ組と呼ばれる 1）社会性の障害、2）コミュニケーションの障害、3）想像力の障害とそれに基づく行動の障害、の三つである。 社会性の障害とは、自閉と呼ばれるものと同一で、この三つの中でも中核に位置する。親を求めない、目が合わない、平気でどこかへ行ってしまうという幼児に特徴的な行動に始まって、双方向の交流が出来

[hengsu]

古い記事だけど、良