台湾で軍事パレード 中国に対抗、日台関係で混乱も：朝日新聞デジタル

台湾の馬英九（マーインチウ）政権は４日、第２次大戦終戦による「抗日戦争勝利」７０年を記念する異例の大規模な軍事パレードを北部・新竹県の陸軍基地で行った。軍事パレードを９月に計画する中国に対抗した形だが、良好とされる日本との距離感をめぐって混乱もあった。 「組織、訓練、装備で絶対的に優勢だった日本軍と体当たりで戦い、３２２万人の将兵が死傷した」。馬氏はパレードでの演説で日中戦争当時の国民党軍の戦いぶりをこう振り返った。「侵略の過ちは許すことができるかもしれないが、血と涙の歴史は忘れてはならない」とも訴えた。 日本の植民地だった台湾は、１９４５年の終戦で当時の中国の国民党政権「中華民国」の統治下に入った。共産党が国民党との内戦に勝って中華人民共和国を建国するのは４９年。国民党は台湾に逃れたが、抗日戦争勝利を誇る共産党に対抗し、「日本と戦ったのは国民党」とアピールする狙いがある。 台湾では近年、

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台湾で軍事パレード　中国に対抗、日台関係で混乱も