欧州在住ユダヤ人のスポーツ祭典、独で初めて開催：朝日新聞デジタル

欧州などに住むユダヤ人による、４年に１度のスポーツの祭典「欧州マカビ競技会」の開会式が２８日夜、ベルリンであった。ナチスによるホロコースト（ユダヤ人大虐殺）の悲劇があった第２次世界大戦終結から７０年、ドイツとイスラエルの国交樹立５０年という二つの節目を記念し、初めてドイツでの開催となった。 メイン会場は、ナチスが国威発揚に利用した１９３６年のベルリン五輪と同じ競技場だ。ガウク独大統領は「歴史の曲折を経て、ユダヤ人のアスリートたちがここに集まった。全ての人々に寛容の精神と、互いの良き未来を願う心を期待する」と演説し、世代を超えて過去と向き合う決意を示した。 大会は今回で１４回目。８月５日まで欧州を中心に世界約４０カ国から約２２００人が参加する。ベルリン五輪に出場できなかったユダヤ人選手の子孫らも出場するという。（玉川透）

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欧州在住ユダヤ人のスポーツ祭典、独で初めて開催