（九州新幹線全通５年）駅ビル好調…でも乗車率伸び悩み：朝日新聞デジタル

結んだ先に：上 九州新幹線全通から５年。九州を縦貫する高速鉄道は沿線を変えた。各地が結ばれた先に見えてきた課題を３回にわたって探る。 ◇ 今月１２日、博多駅前広場には、九州新幹線の全線開通５年を記念したイベントで多くの人が集まった。親子で乗れる「ミニ新幹線」を次男（５）と楽しんでいた福岡県春日市の男性会社員（５３）は、「新幹線は旅行に利用する。新しい駅ビルに変わって周辺もあか抜けた」と話す。 博多駅は、鉄道だけでなく駅ビルや不動産でも稼ぐＪＲ九州の象徴だ。新駅ビル「ＪＲ博多シティ」は２０１１年３月の新幹線全通とほぼ同時期にオープン。「業界でも異例」（関係者）とされたが、順調に売り上げを伸ばし、１５年度は１千億円を超える。 ４月には博多マルイが入る「ＫＩＴＴＥ（キッテ）博多」も近くに開業予定で、駅前に商業施設が集積する。駅ビルは鹿児島中央駅でも好調だ。２１年には熊本駅でも刷新予定で、沿線の主

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熊本鹿児島は

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平均乗車率は５割弱で、東海道新幹線を下回る。開業当初は４割強で、朝夕や土日の運行を増やし、昼間を減らすなどして伸びてきたが、目標の６割は遠い