イタリア大地震「殺すのは人間の業」 葬儀で司教が批判：朝日新聞デジタル

イタリア中部を８月２４日未明に襲った大地震で最も多くの犠牲者を出したアマトリーチェで３０日夕、亡くなった人のうち３７人の国葬が営まれた。マッタレッラ大統領やレンツィ首相のほか、国民１１人が死亡したルーマニアのチョロシュ首相も出席し、犠牲者を悼んだ。 この地域を管轄するポンピリ・リエーティ司教が葬儀を執り行った。司教は、多くの建物が倒壊した原因として手抜き工事が指摘されていることを受け、「地震が殺すのではない。人間の業が殺すのだ」と批判。被災地の復興は「もろもろの略奪をもたらしてはならない」とも述べ、過去に起きた地震の復興事業のように利権の奪い合いになってはならず、美しい町をよみがえらせなければならないと訴えた。 司教は葬儀の冒頭、アマトリーチェ周辺で亡くなった犠牲者一人ひとりの名前を読み上げた。遺族の中には泣き崩れ、周囲の人に支えられる人もいた。防災当局によると、今回の地震による死者は３０

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司教は、多くの建物が倒壊した原因として手抜き工事が指摘されていることを受け、「地震が殺すのではない。人間の業が殺すのだ」と批判。

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イタリア大地震「殺すのは人間の業」　葬儀で司教が批判