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「本当は主将やめたかった」聖光学院を変えた涙のビデオ - 高校野球:朝日新聞デジタル
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「本当は主将やめたかった」聖光学院を変えた涙のビデオ - 高校野球:朝日新聞デジタル
聖光学院(福島)の夏の甲子園10年連続出場は戦後最長記録。だが、主将の松本康希君(3年)にとって... 聖光学院(福島)の夏の甲子園10年連続出場は戦後最長記録。だが、主将の松本康希君(3年)にとってはこの上ない重圧だった。 「どうしようもないな。このチーム」。福島大会直前の練習試合で負けた後、斎藤智也監督が言った。負けを気にしていない選手たちもいた。責任を感じた松本君は号泣。斎藤監督は選手を集め、松本君を指さした。「こいつの顔を見ろ。おまえたちは気持ちを共有できているのか」 選手を精神面で鍛えるため、主将を短期間で次々と代えるのが斎藤監督のやり方。レギュラー以外が主将になることも多い。自分の調子が悪いと他の選手に厳しく言えなくなるからだ。 だが、斎藤監督は松本君を昨年8月に主将に指名して以来、一度も代えていない。松本君は今春、不動のレギュラーになった。「松本は凡退してもベンチに戻れば他の選手を鼓舞できた」と斎藤監督。 戦力が整わず、負けが続いた。それでもOBたちからは「なんだかんだ言っても