雲仙の紅葉名所、工夫重ね渋滞ゼロ 今年も実証実験：朝日新聞デジタル

紅葉の名所で有名な長崎県雲仙市の仁田峠。絶景を求める観光客の車の大渋滞が長年の問題になっていたが、昨年、渋滞防止のため取り組んだ実証実験の効果があり、今年も取り組むことになった。主催者は「紅葉を楽しみながら、実証実験に協力して欲しい」と呼びかけている。 実証実験を推進したのは、市内の観光協会などを一本化して昨年社団法人となった雲仙観光局の統括事業部長の瀬戸正志さん（47）。民間の旅行会社員で長崎支店に勤めていた。雲仙には商品開発のために通っていたが、自分も主体的に雲仙の観光に関わりたい気持ちが強くなり、2年前に雲仙市に移住して市の職員になった。現在は市から雲仙観光局に派遣されている。 紅葉の時期の渋滞対策は「観光客が旅行の時間を失うのはもったいない。改善したい」とずっと思っていたという。 仁田峠の市道は長さ8・2kmで一方通行。普段は通行車両から百円以上の寄付金を徴収している。渋滞の影響で