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(社説)靖国参拝 「真珠湾」は何だったか:朝日新聞デジタル
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(社説)靖国参拝 「真珠湾」は何だったか:朝日新聞デジタル
稲田防衛相が靖国神社に参拝した。極めて残念だ。 安倍首相がオバマ米大統領と真珠湾を訪ね、日米の「和... 稲田防衛相が靖国神社に参拝した。極めて残念だ。 安倍首相がオバマ米大統領と真珠湾を訪ね、日米の「和解」を強調したばかりである。 稲田氏も同行したこの真珠湾訪問で、日本の過去の歴史をめぐる問題は清算された。稲田氏がそう考えているとしたら、それは大きな誤りだ。 稲田氏は「祖国のために命を捧げた方々に敬意と追悼の意を表するのは、どの国でも理解をしていただける」と語った。 戦争で命を失った肉親や友を悼むため、遺族や一般の人々が靖国で手を合わせる。そのことは、自然な営みである。 だが首相をはじめ政治指導者の参拝となると、その意味は異なる。靖国には、若者たちをアジアや太平洋地域の戦場に送った側のA級戦犯が合祀(ごうし)されているからだ。 そこに政治家が参拝することに、割り切れない思いをもつ遺族もいる。中国、韓国、さらには欧米など国際社会にも、日本がかつての戦争責任から目を背けようとしているとの疑いを広