asahi.com（朝日新聞社）：大地舞台に現代アート 新潟で野外芸術祭 - 文化トピックス - 文化

大地舞台に現代アート 新潟で野外芸術祭（1/3ページ）2009年8月3日11時14分 アンティエ・グメルス「内なる旅」は、森の中に多数の目を誕生させた 向井山朋子の１万着以上のドレスを使った作品 アン・グラハムの作品は砂などを注ぐと、繊細な音をたてる 新潟県の大地はこの夏、現代美術にあふれている。広大な里山や水辺を舞台にした野外現代美術展が、二つも開かれているのだ。十日町市と津南町で３年に一度開かれている「大地の芸術祭 越後妻有（つまり）アートトリエンナーレ」は４回目を迎え、すっかり定着。一方、新潟市の「水と土の芸術祭」は初めての開催だ。ともに、地域とアートの関係を再考するに十分な魅力を備えている。（大西若人） ■地域の記憶紡ぐ作品 妻有ブランドの確立――。 東京２３区を超える広さの地域で、山間や棚田、集落に散在する作品を回りながら、そんな確信を深めた。 アンティエ・グメルス（ドイツ）は、