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asahi.com(朝日新聞社):言葉からの自由求め 高村薫さん『太陽を曳く馬』 - 文化トピックス - 文化
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言葉からの自由求め 高村薫さん『太陽を曳く馬』(1/3ページ)2009年8月1日11時33分 高村薫さん=高波... 言葉からの自由求め 高村薫さん『太陽を曳く馬』(1/3ページ)2009年8月1日11時33分 高村薫さん=高波淳撮影 高村薫さんの新作『太陽を曳く馬』(新潮社)が刊行され、『晴子情歌』『新リア王』と書き継がれてきた福澤一族をめぐる三部作が完結した。今回は、『レディ・ジョーカー』以来12年ぶりに刑事、合田雄一郎を主人公に据え、抽象絵画の解釈や宗教をめぐる議論を深めながら、動機の不可解な殺人事件や禅僧の死の真相に迫っていく。 新作では、青森選出の有力代議士、福澤榮はすでに亡く、その息子で僧侶の彰之につながる二つの事件を核に展開する。合田を登場させたのは「21世紀に入り、前2作で描かれた大正、昭和初期、戦後の高度成長期に比べて、言葉でとらえにくい時代になった。これをとらえるためには第三者の視点が必要であり、その視点として合田を置いた」という。合田は『新リア王』の後半で一瞬登場している。当時28歳