asahi.com（朝日新聞社）：古代の寺院配置、日韓で違い 韓国研究者が通説を覆す指摘 - 文化トピックス - 文化

古代の寺院配置、日韓で違い 韓国研究者が通説を覆す指摘（1/2ページ）2011年1月27日15時8分 「定林寺式」の復元模型。付属建物が二つあるのが特徴＝李炳鎬さん提供 日本に仏教を伝えたとされる朝鮮半島の古代国家、百済の寺院をめぐる調査と研究が韓国で進み、伽藍（がらん）配置の細部までが判明してきた。その結果、浮かび上がったのは、似ているとされてきた飛鳥時代の日本の寺院との違いだ。 今月初め、明治大で開かれた講演会「韓国の古代寺院と出土文字資料」は立ち見がでる盛況だった。注目を集めたのは韓国国立中央博物館の李炳鎬（イ・ビョンホ）・学芸研究官の発表。百済の寺院研究の第一人者で、昨秋以降、東京での講演は３度目になる。 これまで、百済の主要な寺院は大阪の四天王寺式の伽藍配置とされてきた。戦前の日本人による調査をもとに、門や塔、金堂、講堂が一直線に並ぶ構造が同じとの見方だ。 だが近年の調査で新たな