asahi.com（朝日新聞社）：米銃撃事件で重体の議員、驚異の回復 市民の歓声に涙 - 国際

ガブリエル・ギフォーズ議員＝ロイターヒューストンへ飛行機で移送されるギフォーズ議員＝ロイター 【ロサンゼルス＝堀内隆】米アリゾナ州で起きた銃撃事件の標的になったガブリエル・ギフォーズ米連邦下院議員（４０）が２１日、リハビリのため同州トゥーソンから米テキサス州ヒューストンの病院に移された。弾が頭を貫通して重体だったが驚異的な回復ぶりを見せ、移動の車列を送る市民の歓声を聞いて救急車の中で涙を流したという。 ギフォーズ議員は２１日朝、８日の事件以来入院していたトゥーソンの大学病院を出て、小型機とヘリコプターで運ばれた。移送先の病院にはリハビリ専門施設があり、米メディアによると同日中にもリハビリを始める。記者会見した医師によると、議員は手足や唇を動かすことはできるが、言葉を発することはできないという。議員活動に復帰できる日が来るのか、来るとすればいつになるのかはまだ不明だ。