朝日新聞デジタル：子連れで歌舞伎座へどうぞ 託児サービス、７月から導入 - 社会

託児室の窓からは歌舞伎座と晴海通りが見渡せる＝２４日、東京都中央区、池永牧子撮影 【西本ゆか】こけら落とし興行が続く東京・銀座の歌舞伎座で、１８８９年の初代創建以来初めての託児サービスが７月から導入される。唐破風（からはふ）の屋根に白壁、赤い欄干の歌舞伎座を窓から臨む隣のビル内に託児室を設置。子育て中の親も観劇しやすくすると同時に、「歌舞伎の殿堂」に親しんだ子どもが未来のファンに育つことも期待する。 松竹が都内のイベント託児会社「マザーズ」に委託し、０歳児から預かる。新橋演舞場などで昨年行った試験託児の反応や「チケット代に加えての託児料金が高額だと行きづらい」とのアンケートの声もふまえ、料金は３千円に抑えた。委託料との差額１人あたり約１万円は松竹が負担する。 劇場やホールでの託児制度はクラシックコンサートで浸透。演劇では国公立施設を中心に広がり、民間劇場での導入も進みつつある。「子育