asahi.com（朝日新聞社）：原発耐震データのチェック、全社に通知 原子力保安院 - 社会

印刷 関連トピックス九州電力原子力発電所 九州電力玄海原子力発電所３号機で、原子炉の再起動の判断根拠になるストレステスト（耐性評価）にも使われる耐震評価のデータに誤りが見つかった問題を受け、経済産業省原子力安全・保安院は２２日、各電力会社に対して、データの誤りとチェック体制の問題点の有無を調査し、８月２２日までに報告するよう文書で指示した。 九電に対しては、再発防止策を７月末までに、誤りのあった報告書の再計算を１０月末までに報告するよう指示した。保安院によると、データの誤りは建物内の機器や配管にも影響するため、再計算に約３カ月かかるとしている。 一方、保安院は２２日、全国の原発で２段階のストレステストを行うよう、各電力会社に指示した。事故や自然災害への安全性の余裕度を確認するのが目的で、１次評価は停止中の原発の再起動の条件になる。東電の福島第一、第二原発を除く商用原発４４基などが対象