asahi.com（朝日新聞社）：子どもの前の喫煙描写で販売中止 福音館書店の児童雑誌 - 社会

福音館書店は２８日、児童向け月刊誌「たくさんのふしぎ」の２０１０年２月号として発売した「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」（太田大輔文・絵）の販売を中止した。読者から、子どもの前での喫煙シーンが多いとの指摘を受けたためという。 同誌は小学校中学年以上が対象で、２月号は、おじいちゃんが発明した機械を使って孫２人が江戸時代の暮らしをのぞく物語。おじいちゃんは愛煙家という設定で、パイプをふかしながら孫と食事をしたり、話したりする場面が４回、描かれている。 米山博久・月刊誌編集部長によると、発売直後の２５日、購読している小児科の医師らから「喫煙を推奨したり、子どもの受動喫煙を肯定したりしているのではないか」などと指摘された。同社は「子どもの本の出版社として配慮に欠けた」として販売中止を決めた。 米山編集部長は「喫煙シーンを著者に描き直してもらい、改めて出版する予定」と話す。

[gaka48]

受動喫煙やニコチン依存が現実の問題として厳然と存在する以上、その問題の一端を構造的に支えている“喫煙に対する社会意識”を問題として認識せずに、「表現の自由」の観点からのみこの件を議論するのはナンセンス

[dgwingtong]

その時の政治情勢に一番影響されて来たのが童話なのだ。RT @goryolin: RT @nzm: 「たくさんのふしぎ」販売中止騒動の件で、福音館の編集者から悲憤慷慨の電話。現場にはなんの相談もなくトップダウンで決まったらしい。怒る

[t-murachi]

教育を目的とした雑誌であり、出版社としても、表現に教育上の問題があると指摘されれば修正するというスタンスなのだろう。国による規制や一部団体からの圧力ではないのだから表現の自由侵害と考えるのはお門違い。

[himagine_no9]

これで他の出版社から出すって話になれば面白いんだが‥‥著者は描き直しに応じるんだろうか。 / 議論を喚起する上でも、出版を止めるのは不当。 / むしろタバコ描写をやる本が登場することを期待。タブーに挑戦。

[nekoluna]

「パイプをふかしながら孫と食事をしたり、話したりする場面が４回、描かれている。 」

[mayumiura]

"購読している小児科の医師らから「喫煙を推奨したり、子どもの受動喫煙を肯定したりしているのではないか」などと指摘された。"

[gruza03]

「ちびくろサンボ」と似たような背景。

[aozora21]

かつて煙草の害が実証されていない頃に出版されたのでない新刊なら予め配慮できなかったのかと思う。喫煙自体は個人の嗜好なので成人のそれに是非を言うこともないけど、子どもの前で吸うシーンに必然性はあるのか。

[oguogu]

少数の抗議で表現の自由が狭められる社会は、煙草よりも息苦しいと思うんだけどなあ。