asahi.com（朝日新聞社）：落語家・前上方落語協会長、露の五郎兵衛さん死去 - おくやみ

露の五郎兵衛さん 怪談や芝居噺（ばなし）に定評があり、上方落語協会会長も務めた落語家、露の五郎兵衛（つゆの・ごろべえ、本名明田川一郎＝あけたがわ・いちろう）さんが３０日午前１１時３７分、多臓器不全で死去した。７７歳だった。 京都市生まれ。１５歳で二代目桂春団治に入門。６８年に二代目露の五郎となった。０５年１０月に二代目露の五郎兵衛を襲名した。 こっけい噺から人情もの、芝居噺などを演じ分ける多彩な芸風で知られ、中でも、東京の八代目林家正蔵（彦六）に手ほどきを受けた怪談噺を磨き上げ、「怪談の五郎」と呼ばれた。 ０３年まで、上方落語協会会長を３期９年余り務めた。００年に紫綬褒章を受けた。