朝日新聞デジタル：言葉を伝えることを大切に 「坂の上の雲」を歌った麻衣 - 音楽 - 映画・音楽・芸能

印刷 麻衣さん麻衣さん麻衣さん 映画「風の谷のナウシカ」（１９８４年公開）のクライマックスシーンで流れる「ナウシカ・レクイエム」。「ラン・ラン・ラ・ラ・ラ・ラン・ラン・ラン……」という印象深い声の主が今も、歌手として透明感のある歌声を披露している。昨年はＮＨＫドラマ「坂の上の雲」のメーンテーマを歌った。一時期、音楽と距離を置いた時期もあったが、再びその魅力に引き寄せられ、プロの道を歩んでいる。 作曲家の巨匠・久石譲を父に持ち、音楽一家に育った麻衣。２歳でピアノを始め、６歳でＮＨＫ東京放送児童合唱団に入団した。「ナウシカ」を歌ったのは４歳の時だ。「はじめはボーイソプラノの男の子を探していたらしいんですが、父が家で私に歌わせて録音したものを『こんな感じでどうですか』と宮崎駿監督に聴かせたら、『いいんじゃないか』ということになった。当時は実感がなかったんですが、中学生くらいになって映画の意味