電気機関車１０両、最後の雄姿 近江鉄道彦根駅:滋賀:中日新聞(CHUNICHI Web)

近江鉄道（彦根市）は十六日、彦根駅構内の車庫内で保存していた貴重な電気機関車十両を一般公開した。保存状態が悪い一部の車両を今年中に解体する前にと、同社が企画。千人のファンが最後の雄姿を見守った。 公開された車両は、大正末期から昭和初期に造られた国産機の先駆的存在。貨物列車や工事用車両として稼働したが、貨物列車の廃止で一九八八年にその多くが引退した。

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「解体されるのは『ＥＤ３１形』の三両。いずれも老朽化で『車両の移動にも危険が伴う』との判断から。残り七両の電気機関車も解体する予定だが、引き取り手がいれば無償譲渡する（輸送料は本人負担）」