Oh！さっぽろ 北海道新聞

札幌医大病院ロビーに今年８月開店したスターバックスコーヒー。使用料と光熱水費合わせて月５８０００円の賃料には、周辺住民も驚く 前例と条例に縛られ 施設使用料を財政赤字解消の一助にしたい自治体と、出店拡大を狙う大手コーヒーチェーンやコンビニ−。両者の思惑が一致して、道庁や公立病院などの公共施設に、民間業者の出店が続いている。 利用者や職員にはおおむね好評だが、一つ不可思議な点がある。プロもびっくりの賃貸料（使用料）の安さだ。財政難解消が目的のはずが、公共施設の使用料は、なぜ安いままなのか。 札幌市中央区の道庁本庁舎一階に、大手コーヒーチェーンのドトールが店を構えて一年がたった。本庁舎だけで三千人を超す職員に、毎日の来庁者。正面玄関に入ってすぐの店に、客の流れが絶えることはない。 道庁の１階で年５１万３千円 面積二六．四平方メートルの店の使用料が、管理費込みで年間五十一万三

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良記事。