河北新報 東北のニュース／仙台七夕開催へ 商議所会頭「復興と鎮魂テーマ」

仙台七夕開催へ 商議所会頭「復興と鎮魂テーマ」 仙台商工会議所の鎌田宏会頭は７日、河北新報社の取材に応じ、ことし８月の仙台七夕まつりについて、開催の方向で調整に入ったことを明らかにした。東日本大震災を受け、まつりのテーマを「祈り」と「復興」などにすることを検討している。各地で催事の中止が相次ぐ中、仙台を代表するまつりをあえて開き、東北復興に向けたシンボルにしたい考えとみられる。 鎌田会頭は、まつりを主催する仙台七夕まつり協賛会の会長を務めている。鎌田会頭は「開催する方向で調整している。仙台七夕はもともと、星に願いを託す催し。原点に立ち返る気持ちで、鎮魂と復興の七夕にしたい」と述べた。 開催は今月下旬以降の協賛会会合で、正式決定される見通し。その後、具体的な規模や内容を詰める方向で、震災前に決まっていた内容を見直すことになる。 開催に当たっては華美になりすぎないなど、被災者に配慮するこ