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日本酒と健康:日本酒にはがん抑制効果がある
◆東日本と西日本で違う肝がん死亡率 長期にわたる大量の飲酒は、アルコール性肝硬変を介して肝がんを引... ◆東日本と西日本で違う肝がん死亡率 長期にわたる大量の飲酒は、アルコール性肝硬変を介して肝がんを引き起こすのではないかとされてきました。かつてドイツのレールバッハ博士(1967)が「飲酒量とアルコール性肝障害は密接に関連しており、1日平均180g(日本酒で約7.5合)以上のアルコールを15年以上摂取すると、アルコール性肝炎や肝硬変の発生頻度が非常に高くなる」と報告。こうした総アルコールだけに基づくヨーロッパの知見がそのまま紹介された結果、“日本酒換算”で1日平均7合以上飲むとアルコール性肝障害を引き起こす、と短絡的に結びつけられました。 しかし実は、日本における肝がんの死亡率には大きな地域差があります。日本酒など醸造酒を多く飲む東日本と比べて、蒸留酒(焼酎・ウイスキー他)の消費が多いとされる西日本の方が肝がんでの死亡率が高く、これは戦後ほぼ一貫した地域特性となっています。(図1) ◆実験
2012/07/05 リンク