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研究室を訪れた人々 目次
1999年12月、モスクワは、「2000」という記号で満ちていた。ノーヴイ・アルバートやトヴェルスカヤ通り... 1999年12月、モスクワは、「2000」という記号で満ちていた。ノーヴイ・アルバートやトヴェルスカヤ通りなど目抜き通りの高層ビル外壁のあちこちで、「2000」という巨大な赤いイルミネーションが薄暗く光り――その光景は、世界の終末を描いたロシアの象徴主義作家アンドレイ・ベールイの『ペテルブルグ』で、ある日街路に出現した、預言的な<オメガ>の看板を思いおこさせた――、狭い路地の店先では、「2000」と記された小さな吊看板が雪混じりの風にはためいていた。いまだにソ連時代の意匠をとどめた新年用の菓子箱やカードまでふくめれば、日に何度、「2000」の文字を見たかしれない。もちろん、ミレニアムという祝祭には世界中が熱狂したし、街中を飾る巨大なイルミネーションには派手好きなルシコフ市長の政策も多分に反映されているし、新年贈答品に年数が書いてあるのは自然なことだが、それにしても頻繁な「2000」という数