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黒石市中町こみせ通りの伝統的建造物群保存地区にある西谷家住宅の土地と建物を、市が取得予定であることが１２日分かった。伝建群の主要な建物の一つである同住宅には現在人が住んでおらず、市は取得による保存地区の維持と住宅の保全が必要と判断した。今後、取得に向けた手続きと並行して、利活用策などを検討する。 同日の市議会定例会予算特別委員会で、工藤俊広委員（自民・公明）の質問に山口祐宏市教委文化スポーツ課長が答弁した。 市は２０２２年度から取得に向けて検討を重ね、定例会に上程中の２４年度一般会計予算案に、公有財産購入費として１７３９万２０００円を盛り込んだ。土地は約９２５平方メートルで、不動産鑑定評価額に基づき算出。財源には文化庁の歴史的景観保存事業補助金も充てる意向だ。 予算案可決後、所要の手続きと、所有者との売買契約の締結を経て、今秋の取得完了が見込まれている。住宅の利活用策は手続きと並行して検討

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