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2016年の世界経済のカギを握るのはやはり原油価格 | 加谷珪一 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
このまま先進国経済が原油安のメリットをうまく享受していけば、2016年の世界経済は比較的安定的に推移... このまま先進国経済が原油安のメリットをうまく享受していけば、2016年の世界経済は比較的安定的に推移することになるが、気になるのは米国が持つ石油に関する二面性だ Shotbydave-iStcokphoto.com 昨年は原油価格と中国経済に振り回された1年だったが、2016年についても、引き続き原油価格の動向が世界経済のカギを握ることになるだろう。ただ、原油価格の低下には短期的な影響と長期的な影響があり、短期的な影響は徐々に収束に向かうことになる。先進国経済にとっては、徐々にプラスの影響が大きくなってくる可能性が高い。 少々気になるのは、世界経済がすべて米国の内需に依存している点である。米国は世界最大の石油消費国であると同時に、世界最大の産油国でもあり、原油価格低迷からはプラス・マイナス両方の影響を受ける。ロシアなど原油価格低迷によって打撃を受けている国からの資金流出が続けば、金融市場の
2016/01/11 リンク