時論公論 「緊迫イラク 打開への糸口は」 | 時論公論 | 解説委員室:NHK

（高橋弘行 解説委員） こんばんは。ニュース解説「時論公論」です。 今夜のテーマは、緊迫する中東のイラクです。 連日、政府軍と激しい戦闘を続けているイスラム過激派組織は、 どこまで勢力を伸ばすのか。 また各国政府、とくにアメリカは、今どんな手を打とうとしているのか。 今夜は、中東問題担当の出川解説委員とともにお伝えします。 まず、高橋さん、アメリカのケリー国務長官が、 今夜、イラクの首都バグダッドを訪問し、マリキ首相と会談しましたね。 これをどう見ますか。 （高橋） オバマ政権の現在の対イラク政策の基本は、「話し合い」と「融和」です。 今回のケリー長官のイラク訪問も、 マリキ首相に加え、シーア派、スンニ派、そしてクルド人と、 イラクの各宗派・民族の指導者と対話して、 どうすれば融和が生まれるかを話し合うはずです。 ただ、出川委員がこれから説明しますように、