沖縄タイムス | 生活保護開始を命令 那覇市に仮の義務付け 却下取消訴訟で地裁

生活保護開始を命令 那覇市に仮の義務付け 却下取消訴訟で地裁 社会 2010年2月13日 09時59分(9時間19分前に更新) 生活保護申請を却下したのは違法だとして、那覇市内に住む７０代の女性が市に却下取消を求めた訴訟で、那覇地裁が昨年１２月２２日、市に一時生活保護開始を命じる「仮の義務付け」を決定していたことが分かった。専門家は「生活保護開始の仮の義務付けは全国初。ほかの生活保護訴訟に与える影響は大きい」としている。市は決定を不服として１月４日、福岡高裁那覇支部に即時抗告している。（高崎園子） 「仮の義務付け」は本訴の判決が出る前に、裁判所が緊急性のある処分を行政に義務付ける制度。２００５年施行の改正行政事件訴訟法に盛り込まれた。同年、徳島県で障害児の幼稚園入園を仮に認める義務付け決定があった。 原告の女性は清掃員として働いていたが、けがで働けなくなり、１９９６年６月から約１２年半、生

[tihoujiti]

仮の義務付けが認められた事例