日本の左派はいつから「リベラル」になったのか？ - blog for Smart Phone

以下はわたしの近著『21世紀の自由論〜優しいリアリズムの時代へ』（NHK出版）からの抜粋です。同書は日本の「リベラル」と呼ばれている勢力の問題点と、そこからどう脱却して日本人であるわたしたちが新たな政治哲学を構築していくことが可能かを論じているのですが、「リベラル」ということばの誤用がどこから始まったのかを以下の抜粋では指摘しています。 補足しておくと、日本ではもともとリベラルには二つの意味がありました。まず第一に、「オールドリベラリスト」と呼ばれた人たち。これは戦前、欧米滞在経験があり、欧米リベラリズムの洗礼を受け、親米的・親英的な立ち位置に基づいていた人たちのことを指します。よりわかりやすく言えば、大正デモクラシーの体現者。 第二に、アメリカのリベラル。端的に言えば、民主党のことです。日本の新聞では一九八〇年代まで、「リベラル」とはおもに米民主党のことを指し、日本国内の政治勢力に対して

[KoshianX]

なるほどねえ、 反権力しかないという印象はあったけど、こうして論証されると納得する他ない。結局リベラリズムなんて思想は関係なく反権力 以外の立ち位置を取れなかったというだけなんだな……。

[elm200]

実に明快だな。私も全く同意。左派は反権力だけやっていればよかったので、思考することも葛藤することもなく、誠に気楽な商売であった。正直、日本には自民党と官僚機構しかなかった。中国の政治状況を笑えないね。

[prq098]

同意。加えて日本のマスコミ・政治部は政局にしか関心ないしな。「反権力」も子供の反抗期じみた無思想だから、民進議員の醜態にも朝毎東からはほぼ批判なし。信念なき腐り切ったゴミ以下の論調は読む価値もない。

[toronei]

正しく保守とは何か、リベラルとは何かという解説がいる。

[falkbeer]

そして今や反権力ですらなく単に反自民という感じか

[udongerge]

いやメディアは3流だね

[yoko-hirom]

誤認。リベラルを“自由”としか認識していないのが原因。佐々木氏が「反権力」と認識する言動は「平等の希求」。平等もリベラルには重要。平等とは特権を許さないこと。つまり「反権力」。

[takashi1982]

日本政治史や政治思想研究の蓄積があるのに、それらを吹っ飛ばしたこの手の議論が今日大手を振っていることが事態を悪化させている。

[arguediscuss]

だからこそ、民主党政権で要職に就いたいわゆるリベラル派の人たちには、その時に身をもって学んだものを活かして、与党になって政権運営できる政党をこれから作ってほしい。気概を見せて。長い目で見れば好機かも。

[santo]

だいたいごもっとも。unlimitedらしいので目を通しておこうかと。

[Ta-nishi]

"反権力は思想ではなく、単なる立ち位置である。反権力ではない、独自の政治哲学を生み出せなかったところに、日本の「リベラル」の不幸があったといえるだろう。"

[yoshihiroueda]

じゃあ基本的人権、平等、福祉、平和にはなんて名前をつければいいんだ？

[aceraceae]

本来自由主義とは異なる左翼による自称リベラルだからね。おかげで日本ではすっかりリベラルの印象が悪くなってしまった。

[hagakuress]

平等や公正が左派にとってどれ位御都合主義なのかは戦時性犯罪糾弾を巡る中国の国家主義者、韓国の民族の誇り主義者への同調、無批判ぶり見れば自明。こういう所がしっかりしてれば尊敬されると思うんだが。。

[tsutsumi154]

リベラルというよりアナーキー

[nagisabay]

reference＞日本の左派はいつから「リベラル」になったのか？ - blog for Smart Phone

[technocutzero]

自民党の悪いところは反対勢力の政治力育成機会を奪っていることだな　自民党内ですら一枚岩ではないのにいざというときにはまとまるんだから堪ったもんじゃない