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「ふるさと」の発想―地方の力を活かす - 情報考学 Passion For The Future
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・「ふるさと」の発想―地方の力を活かす 著者は福井県知事で"ふるさと納税"発案者の西川一誠氏。現役の... ・「ふるさと」の発想―地方の力を活かす 著者は福井県知事で"ふるさと納税"発案者の西川一誠氏。現役の自治体トップの視点に加えて、歴史的経緯や世界状況のデータを前提として、都市との関係を整理し、説得力のある地域再生論になっている。なぜ地方がそこに住む者にとっても、都市住民にとっても重要なのか、がよくわかった。 著者は「地方は都市に依存している」「都市が地方を養っている」という見方が誤りであることを簡潔に説明した。 地方は、都市に水、電気(原発は地方にある)を供給している。米も地方で生産される。そして何より人材を育てて都市に送り込む。人材って何の話かというと、つまり、 「人口82万人の福井県では、毎年約3000人の若者が進学や就職などにより県外に出て行く。そのうち戻ってきてくれるのは約1000人。毎年約2000人が減っていく計算である。福井県で成長する若者が出生から高校卒業までに受ける行政サー