政治安定、魅力増すカンボジア 道法清隆・ジェトロプノンペン事務所長 (1/2ページ) - SankeiBiz（サンケイビズ）

カンボジアの経済が右肩上がりで伸びている。過去１０年の平均成長率は７．８％と高く、２０１１年も７％成長が予想される。政治の安定や投資優遇制度などが評価され、ここ数年は外資系企業の進出も増えている。日本貿易振興機構（ジェトロ）プノンペン事務所の道法清隆所長にカンボジアの魅力や経済状況などを聞いた。 －－日本企業の進出意欲は 「高まっている。カンボジアを訪れる日本企業は今年に入って増加傾向にある。近隣国のラオスやミャンマー、バングラデシュへの来訪社数も伸びているが、カンボジアを進出先として検討する日本企業は確実に増えている」 －－その要因は 「カンボジア国内の政治安定や投資優遇制度などが挙げられるが、投資先を分散化させたい狙いがあるようだ。タイやベトナムの生産拠点を補完する機能を持たせるためにカンボジア進出を検討する日本企業が少なくない。また、ベトナムやタイ、インドネシアの人件費が上昇している