岡山・美咲町 卵かけご飯の店、民間も次々参入 - 山陽新聞ニュース

卵かけご飯による町おこしを狙い、岡山県美咲町が開店した卵料理専門店が人気を集めているのを受け、町内の民間でも“姉妹店”をオープンさせたり、イベントに活用する動きが出始めた。町は「さらにアイデアを出し合って輪を広げたい」と今後の展開に夢を膨らませている。 町は郷土（旧旭町）出身のジャーナリスト岸田吟香（ぎんこう）（１８３３―１９０５年）が栄養価の高い卵かけご飯を愛好した説に着目。町中央運動公園（美咲町原田）の一角に１月２２日、専門店を開いた。話題性や懐かしさが受け、昼時の行列は日常茶飯事。みそ汁、漬物付きの定食（３００円）は２カ月後、１万食を突破し、来店者も予想の約４倍という。 偉人を顕彰して官民連携で町の名物に―という取り組みに、地元住民らも賛同。柵原鉱山資料館（同町吉ケ原）に近い住宅地では１日、牧陽子さん（６０）が自宅隣に「たまごかけごはんの店〜らん」を開店する。柵原地区特産・黄ニラ入り