Webマガジンen 有料化する公共圏――安全な世界への立ち入りは禁止されています

いろいろなところで「管理」への要請が強くなってきているのが感じられます。しかし一方で「管理」という言葉には、自由を阻害するものとしての否定的な意味合いがあるのも確かです。様々な角度から「管理」をとらえたときに何が見えてくるのか――各界気鋭の研究者の方々にご寄稿いただきます。 鈴木謙介 すずき・けんすけ − 1976年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。国際大学グローバルコミュニケーションセンター客員研究員。専攻は理論社会学。ネット文化や若者の内面について社会学的な立場から積極的に発言し、注目を集める若手研究者。 著書に『暴走するインターネット ネット社会に何が起きているか』（イーストプレス）、『カーニヴァル化する社会』（講談社）がある。現在、TBSラジオ（954KHz）にて「文化系トークラジオ Life」（土曜日20:00〜21:00、関東のみ）にてパーソナリ

[webmarksjp]

社会

[o_keke_nigel]

「安全・安心」意識の混同→公共空間の「私圏」化？／「異質な他者」を排除するシステムを求める→ならどうすればよいのか、どうコントロールすればいいか？

[prisoner022]

治安活動の内側にいるためには、共同体の規範を遵守する市民であることと、サービスを購入するに足る消費者であることを要求される、ということなのです。ここでは、端的に言って公共圏が有料化されている

[ttpooh]

"安全"と"安心"／ネットワーク化された管理(地域的防犯活動)／有料化、ってのが良くわからんかったな。あといくつか飛躍についていけん。／id:skyk↓医療に関するゼロ・トレランス、鋭い指摘。

[mind]

セキュリティが市民化･市場化された社会は、セキュ責任の公共化が進んだ、自由で民主主義的な社会 ――地に着いた安全と、ふわふわした安心との重ね合わせ。 //cf. 公平と公平感、本当に必要なの欲しいのはどっち@@?

[onionskin]

安全・「安心」の行き着く先と、警察でなく「市民」によるセキュリティ。

[sarutoru]

セキュリティの「自己責任化」「市場化から社会化」

[fjb1976]

『同じ空間の中で、警察のような公的サービスにのみ守られる人と、追加のオプションで警備会社や防犯グッズなどで身を固め、より強固なセキュリティを確保する人が共存する状態になるわけです。』

[YOW]

＞ゼロ・トレランス：「安心できなければ安全ではない」と人々が考える時、少しの不安でも「安全」を脅かすものとして、解消せねばという偏執的な欲望が生まれる　＜その後はわざと参考し難くい言い方しておられる

[Imamu]

「セキュリティそのものに対してゼロ・トレランスに」「市場化する公共圏（セキュリティの自己責任化）」「治安活動の内側にいるため~共同体の規範を遵守する市民である~サービスを購入するに足る消費者であること」

[suVene]

面白いなこの人の文章。視点も。

[NOV1975]

プライバシーと反比例する体感治安はあると思うんだけどね。

[skyk]

医療に対する安全要求も、この意味での「ゼロ･トレランス」になっている気がする。

[urax]

"「安心できなければ安全ではない」と人びとが考えるとき、そこには、ほんの少しの不安でも「安全」を脅かすものとして、なんとか解消しなければならない、という偏執的な欲望が生まれます。"

[ipsychic]

うん。

[umeten]

「国家」ではなく同一集団という意味での「民族」、すなわち「ネイション」概念に基づく「市場主義的ナショナリズム」の指摘。

[morutan]

個人契約でセキュリティ買うよりも地域全体で契約結んだほうが効率的じゃん、と。そこで公共性の復活？（cf.＜地域社会が崩壊してその負担がすべて学校に＞）