奥西死刑囚の妹が再審請求へ ９次審打ち切りなら ― スポニチ Sponichi Annex 社会

奥西死刑囚の妹が再審請求へ ９次審打ち切りなら １９６１年３月に起きた「名張毒ぶどう酒事件」で、無実を訴えていた奥西勝死刑囚（８９）の死去から一夜明けた５日、関係者は、現在の第９次再審請求審が打ち切られた場合、奥西死刑囚の妹があらためて再審請求を申し立てるとの見通しを示した。弁護団は５日午後に名古屋市で記者会見し、今後の対応を説明する。 特別面会人の稲生昌三さん（７６）は５日午前、奥西死刑囚が収監されていた八王子医療刑務所（東京）前で取材に応じ、名古屋高裁で進行中の第９次再審請求審は、奥西死刑囚の死亡で打ち切られる見込みと説明。 家族を申立人とした再審請求を検討していると説明した上で、「奥西さんの願いを一日も早く実現するためにできることを精いっぱいやる」と述べた。さらに今後について「事件の真実を国民に明らかにし、歴史の検証に耐えられるようにしていきたい」と語った。

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”名古屋高裁で進行中の第９次再審請求審は、奥西死刑囚の死亡で打ち切られる見込みと説明。家族を申立人とした再審請求を検討している”