東京新聞:被災したパイプオルガン修復 蘇る祈りの調べ:社会(TOKYO Web)

東日本大震災の激しい揺れで壊れ、使えなくなっていた水戸芸術館（茨城県水戸市）のシンボルであるパイプオルガンの修復作業が終わった。天井パネルが落下したコンサートホールなど館内施設は全て復旧しており、これで芸術館は震災前と同じ機能を取り戻す。四月一日に、パイプオルガンを使って復活記念コンサートが開かれる。 （永山陽平） パイプオルガンは芸術館の開館時（一九九〇年）に約九千九百万円で特注され、日本製としては最大級とされる。震災では震度６弱の揺れで、約三千二百本あるパイプのうち約千本が損傷し、六メートルある大型パイプは五本が落下するなど多大な被害が出た。 修復作業が始まったのは、現代美術ギャラリーなど館内施設の復旧工事を終えた後の昨年十一月。全てのパイプを取り外して傷み具合をチェック、清掃し、損傷が激しいパイプは取り換えた。一月末から仕上げの調律に入り、パイプをやすりで削って長さを微妙に変えるなど

[rosaline]

ブクマ/金持ちやね水戸市……