「悠ちゃん頑張って」 ウミガメ須磨に移送、小学生ら別れ惜しむ - 徳島新聞社

両前足の大部分を失い、人工ヒレ開発プロジェクトが進んでいるアカウミガメの悠ちゃんが２４日、美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタから神戸市の須磨海浜水族園へ移された。環境の整った同園で、人工ヒレ装着試験で負った傷の回復に専念する。今後、カレッタに戻る予定はなく、地元の小学生らが別れを惜しんだ。 日和佐小の児童６人は「日和佐のことを忘れないでね」などと書いた手紙のほか、粘土や石で作ったウミガメなど、悠ちゃんへの思いを込めた作品を同園の亀崎直樹園長（５４）に手渡した。４年生の北村優佳さん（９）＝美波町日和佐浦＝は「須磨でも人気者になってほしい。悠ちゃん頑張れ」とエールを送った。 悠ちゃんは、傷口を保護するため、トレーナーを着せられ、乗用車で神戸へ向かった。４時間かけて同園に到着すると、エイなどが泳ぐ、水深４メートル、水量１２００トンの大水槽に放された。 須磨海浜水族園では２４日、人