改憲論議が停滞…衆院審査会、「違憲」指摘で : 政治 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

衆院憲法審査会での改憲論議が遅れている。 審査会を開催しても、安全保障関連法案の是非ばかりに焦点があたってしまうためだ。安保関連法案の審議に影響が出ることを懸念する自民党執行部も、審査会開催に消極的となっており、今国会での改正論議の進展は絶望的だ。 自民党は、２０１７年の憲法改正の発議を目指し、今国会の審査会では、改正項目の絞り込みの議論を進める方針だった。審査会の同党筆頭幹事を務める船田元・党憲法改正推進本部長は、議論開始に慎重な民主党を説得し、５月７日に与野党の自由討議にこぎ着けた。 ところが６月４日の参考人質疑で、３人の憲法学者が安保関連法案を「違憲」と指摘。自民党推薦の参考人も「違憲」と述べたため、野党を勢いづかせる結果となった。この時点で開催が固まっていた１１日の自由討議と、１５日の地方公聴会でも、野党は安保関連法案の「合憲性」に議論を集中させた。民主党は「安保関連法案の前提とな