歌舞伎の歴史振り返る展示会 NHKニュース

ことし４月、東京・銀座に新しい歌舞伎座が開場するのを前に、およそ４００年にわたる歌舞伎の発展の歴史を振り返る展示会が、６日から東京で始まりました。 「歌舞伎ー江戸の芝居小屋ー」展は、歌舞伎が、町の芝居小屋から歌舞伎座へと演じられる場所を変えつつ発展してきた歴史を、絵画や写真などおよそ２４０点の資料で振り返るものです。 ６日、会場の東京・六本木にあるサントリー美術館で開幕式が行われ、テープカットのあと歌舞伎俳優の尾上菊之助さんが「歌舞伎座の開場を前に偉大な先輩方が亡くなってしまい、歌舞伎界にとっては難局ですが、歴史を受け継ぎ、若手俳優が一丸となって頑張っていきたい」とあいさつしました。 展示資料のうち、「都万太夫座図屏風」（みやこまんだゆうざずびょうぶ）は、江戸時代に京都にあった代表的な一座「都万太夫座」を描いたびょうぶで、前髪をそった男たちの歌舞伎「野郎歌舞伎」の様子を生き生きと伝える貴重