ローマ法王の退位発表に驚き広がる NHKニュース

ローマ法王ベネディクト１６世が今月２８日で法王の座を退くと明らかにしたことを受けて、バチカンを訪れた人々の間には驚きの声が広がるとともに、体力的な衰えが見受けられていただけに退位に理解を示す受け止めもみられます。 ベネディクト１６世は１１日に行われた枢機卿を集めた会議で、現地時間の今月２８日の午後８時をもって法王の座を退く考えを明らかにしました。 その理由についてベネディクト１６世は枢機卿らに対し、「高齢に達している自分の体力では法王としての職務を全うできないという確信を持つに至った」と述べ、高齢による体力の低下を挙げたということです。 ベネディクト１６世は８年前の就任時ですでに７８歳と、最近のローマ法王の中ではとりわけ高齢で、このところ健康不安がしばしば取り沙汰されていました。 ただ、これまでの歴代の法王は死去するまで法王を続ける場合がほとんどで、在任中にみずから座を退くと表明するのは極

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