インドネシア 虐殺事件の国際シンポジウム NHKニュース

半世紀前、インドネシアで５０万人以上が虐殺された事件に関する国際シンポジウムが首都ジャカルタで開かれ、日本の研究者は、過ちを繰り返さないために過去の歴史から学ぶことの重要性を強調しました。 この中で、中国の研究者は、中国政府の外交史料の分析から、インドネシア共産党がクーデター未遂を計画したことを裏付ける研究成果を明らかにしました。ま た、当時の日本とインドネシアの外交関係を研究する慶応大学の倉沢愛子名誉教授は、日本を含む資本主義国の間には、共産主義勢力の台頭を抑え込みたいという思惑があったと指摘しました。そのうえで、「日本の政府やメディアなどは虐殺を知りながら沈黙を続けた」と述べ、過ちを繰り返さないために過去の歴史から学ぶことの重要性を強調しました。 シンポジウムを主催したインドネシア科学院のアスフィ・アダム研究員は「この問題を解決するためには何が起きたのかを明らかにすることが必要だ。これ