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地下鉄サリン 救急医療チーム最後の決断
小伝馬町から車で10分の聖路加病院。責任者の石松、「消防から爆発事故がおきたらしいが、何人まで重... 小伝馬町から車で10分の聖路加病院。責任者の石松、「消防から爆発事故がおきたらしいが、何人まで重傷者を受け入れられるか」と電話があり4~5人は大丈夫と答えた。消防庁から通報のあった患者が運ばれてきた。火傷はない。しかし、心臓が止まっていた。「どういうことだ。何で心臓停止なんだ。しかも怪我もない。」ただ事ではなかった。 聖路加病院は大騒ぎになっていた。患者の心臓マッサージを始めたが、まるで反応しなかった。2分後さらに4人の患者が運ばれてきたが、全員呼吸が止まっていた。石松は、若手に地下鉄の様子を見てくるよう指示した。3分で地下鉄築地駅に到着、唖然とした。重症患者のほかにも、200人以上の人が倒れていた。救急隊員が言った。「これだけの患者の受け入れ先が獲得できません。どの病院も手一杯、しかし治療が遅れれば危ない」と。若手医師は「すぐ連れて行かないと」、電話も入れずに、聖路加に向かった。 院長の
2012/07/03 リンク