知り合いで、やたらめったら他人から雑用を頼まれる人がいます。実はその人、鬱で体調を崩して休職中であるにも関わらず、人の引っ越しの手伝いやら、パーティの配膳の手伝いやら、他人の子供のベビーシッターやら…。とにかく土日はほとんど休めないほど引っ張りだこ。そのときは気晴らしになるようですが、言わずもがな、後になって鬱の波がどーんと重く訪れる模様。そんな友人がふと口にしたのが、「これって自分の人徳だね。他の人にはみんなこんなこと絶対頼めない」「自分はみんなに必要とされてるんだなあ」という言葉。 おい!ちょっと待てw と思わず口を突いて出そうに。 本当にあなたのこと大事に思っていたら、鬱病で休職中の人にそんなに雑用頼むかよ!と頭の中で叫びましたが、なるほど、彼女はとても自己肯定感が低い人で。ご両親が毒親だったという話はよく聞いていましたが、「自分を大事にしてくれる人」というのを見誤ってしまうのですね