日本でも格安航空会社(LCC)を使って旅をする人々がずいぶん増えました。国内線だけでなく、東南アジアや遠くはオーストラリアまで飛ぶ便も現れ、旅のコスト削減に役立っています。 しかし、今のところ日本などアジア〜北米大陸を結ぶLCCは飛んでいません。日米間にはあんなにたくさんのフライトが飛んでいるにもかかわらず、です。東南アジア〜欧州をつなぐLCCはあるにはありますが、これまでにエアアジアXがクアラルンプール〜ロンドン線から撤退したり、ノルウェージャン(ノルウェー・エアシャトル)が欧州〜バンコク線の採算性で苦しむなど良い結果になっていません。 LCCのビジネスモデルによる中長距離便がうまくいかない状況になっているのはなぜでしょうか?今回はこの問題について考えてみます。 「ポイントtoポイント」の乗客だけでは席が埋まらないフルサービスキャリア(FSA、レガシーキャリアとも)による中長距離便の一般
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