「ゆがんだ性愛を描いて金を儲けている人間は卑しい」――石原慎太郎東京都知事は2011年2月16日、東京都議会本会議でこう発言した。東京国際アニメフェア2011の開催が危ぶまれていることについて、栗下善行都議(民主党)が「『卑しい仕事をしている』と漫画家の方々に対しておっしゃられました。そんなふうに言われて一緒に仕事をしたいと思いますか」と投げかけたのに対して、石原都知事は「小学校の先生と子供が同棲して生活する。親子の近親相姦。きょうだいの近親相姦。そういう歪んだ性愛ってものを描いて金を儲けている人間を私は卑しいやつだと思いますな」と発言し、またもや石原節が飛び出したのだ。 栗下都議は、東京国際アニメフェアに大手出版社が相次いでボイコットを表明した事について、過激な性表現を含む漫画やアニメの販売を規制する「東京都青少年健全育成条例」がその原因になっていると指摘。さらに石原都知事が出版社を名指
猪瀬直樹 【作家・参議院議員、日本維新の会 参議院幹事長】 @inosenaoki 角川の井上伸一郎氏が毎日新聞インタビューで「優良図書の推奨、表彰」(施行規則)はおかしいと述べているので、ご本人に「それは勉強不足。昭和39年の条例制定時からのもの。しかも申請のもとづく。他県と同じ。今回の改正と無関係」と指摘しました。基本的な情報について知らないまま。続く 2011-02-13 00:54:30 長岡義幸 @dokuritukisya 猪瀬副知事の指摘通り、1964年の条例制定時から「推奨」制度はある。ただし、出版業界は、「不健全」図書と「推奨」図書は表裏一体だとして、「推奨」を拒否し、未だ「推奨」指定された図書類はない。この件は、自著「マンガはなせ規制されるのか」でも記述した。 2011-02-14 00:03:39 猪瀬直樹 【作家・参議院議員、日本維新の会 参議院幹事長】 @inos
東京都議会定例会は16日、一般質問が行われた。12月定例会で可決した過激なアニメや漫画の販売などを規制する改正都青少年健全育成条例について、石原慎太郎知事の発言を非難する民主都議と知事の間で激しい応酬が繰り広げられた。 同条例をめぐっては、反発する出版会社などが「東京国際アニメフェア」(実行委員長・石原知事)への参加を辞退したため、出展ブースが昨年に比べ激減。辞退した出版会社などが同時期に同種のイベントを独自開催するなど“分裂開催”の様相となっている。 一般質問に登壇した民主の栗下善行都議は、石原知事が不参加の出版業者に対し「(条例を理解できないなら)来なくても良い」などと発言したことを引き合いに、「度重なる知事の侮辱的な発言が、出展拒否の大きな原因になっている」と批判。 これに対し、石原知事は「条例は栗下議員も賛成して改正された。なぜ質問したのか」と声を荒らげ、「都議会の最大の権威ある議
赤松 枠組みを考えていると危険ですよ。それだったら私は数を撃ちたいんです。複数の天才に描かせて、メディアミックスしたり色々な付加価値を加えていって、どんどんやる。いっぱい試せることが漫画の利点だったわけだから。編集者の方は、枠組みや箱にこだわる。Twitterでもお話ししましたけど、枠組み作りはいかに危険かというのを私は感じるんですよ。 竹熊 枠組みというか、編集者は作家さんと組まないと、単独ではできませんからね。 赤松 もう枠自体がなくなってきているので、編集者さえ要らなくなって、とにかくいっぱい出しまくって当たったやつを育てるシステムになってくると思うんですよね。そうなると編集者の直しもいらないんです。数があればどれかいいのがいるでしょ、みたいな形で、直しさえいらなくなるんです。 竹熊 現に過去の漫画界はある意味でそれをやってきたわけですよ。新人はいくらでもいるという前提で、下手な鉄砲
電子書籍の変化について前回に引き続き、電子書籍の変化について考えてみたい。 今回は、「電子書籍の普及によって何が変わるのか?」について焦点をあてて考察してみたい。 音楽コンテンツ市場がアナログからデジタルに移行したように、紙書籍でも現在進行形で移行が進んでいるが、果たして何が変わるのか?音楽コンテンツとはやや違った変化を見せると個人的には考えている。 HTMLと電子書籍電子書籍とは何か?単にテキスト情報ならHTMLでいいのではないか?と思う。 「電子書籍」という単語を使うことで目新しさが出て、課金する口実もなるほどできる。事業者からすれば格好の言葉である。しかし随分前から我々はHTMLでテキストを読んできた経験がある。この差はどこにあるのか? 個人的には、これは単に「見せ方」でしかないと考えている。実際には、同じテキスト情報であるため、本質的な差はそこには存在しない。 しかし、HTMLで長
米アップルがApp Storeにおける定期購読(サブスクリプション)ルールを発表した。iPadやiPhoneなどのiOSアプリで提供されるコンテンツ(雑誌、新聞、音楽、動画など)を、月間や年間などの定期期間で購入できるようになる。 昨年4月にiPadが登場し、電子雑誌や電子新聞のeリーダーとしても期待されているのに、今ひとつiPad向け電子パブリッシング市場の立ち上がりが鈍かった。その要因の一つに、定期購読サービスが実施されていなかったことがあった。米国では新聞だけでなくて雑誌も、割安の定期購読が中心なだけに、そのサービスの実施が待たれていたのだ。 そこで、アップルと大手パブリッシャー各社(雑誌社や新聞社)との間では、定期購読の進め方を巡って、昨年半ばころから交渉が続いていた。ところが激しい綱引き合戦が続き、なかなか妥協点が見いだせないままになっていた。そうこうしている間に、アップルはAp
Googleは米国時間2月16日、新聞および雑誌向けオンライン課金サービス「Google One Pass」のローンチを発表した。この発表の前日には、AppleがApp Storeでの定期購読サービスを発表している。Appleに対抗するGoogleのこのサービスには、Appleのサービスとは大きく異なる点が2つある。コンテンツプロバイダーがOne Passによる収益の90%を得ることと、利用者データはパブリッシャーが管理することである。Appleはパブリッシャーから収益の30%を徴収する予定である。 Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏(2011年4月にCEO職を退任予定)は、ドイツのベルリンにあるフンボルト大学で講演し、Google One Passを発表した。このようなオンライン課金サービスについては数カ月前からうわさになっていたが、Googleは明ら
電子書籍フォーマットの国際標準仕様を策定しているIDPF(International Digital Publishing Forum、国際電子出版フォーラム)は15日、現在策定中の電子書籍フォーマット「EPUB 3」のパブリックドラフトを公開したと発表しました。 EPUB 3 Specification Public Draft Released | International Digital Publishing Forum EPUB 3は、HTML5とCSS3など現在W3Cで策定中の最新のWeb標準をベースにしたオープンな電子書籍フォーマット。EPUBはアップルのiPadやGoogle Books、ソニーのReaderなどで採用されており、PCでもEPUBリーダーをインストールすることで表示可能で、電子書籍の有力な国際標準フォーマットと考えられています。 EPUB 3は今年5月に完成
裁断機とスキャナーを1冊当たり300円で利用できるサービスが、TSUTAYA 横浜みなとみらい店で試験的に提供が開始された。早速足を運んで試してみた。 「TSUTAYAが自炊サービスに参入」――カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)からプレスリリースなどは出ていないが、同社は、神奈川県横浜市にある「TSUTAYA 横浜みなとみらい店」で、店頭に設置した裁断機とスキャナーを1冊当たり300円で利用できるサービスを2月10日から開始した。枚方市駅前店ゲーム館では2010年10月から同サービスが提供されていたが、関東圏でのサービスインはこれが初となる。 さっそくTSUTAYA 横浜みなとみらい店に足を運んでみると、確かに立て看板でサービスが告知されていた。残念ながらCCCから撮影許可が下りなかったため、文字でのみの説明となるが、どのようなサービスなのかを紹介しよう。 TSUTAYAで自炊
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