志摩市立図書館が、県内で初めて電子書籍の貸し出しサービスを開始して半年がたった。パソコンやスマートフォンなどを使えば、外出先でも図書館の本を読むことができるとあって、利用者が増えつつある。 同図書館は2012年度にシステムを更新した際、目玉として電子書籍システムを導入した。日本文学から料理本、語学本、参考書など535冊の電子書籍をそろえ、昨年9月に貸し出しを開始。2月末までに355冊を貸し出した。当初、月50冊ほどだった貸し出し数は、昨年12月以降は月70冊ほどに増えた。 貸し出しは、図書館のホームページに利用者カードの番号とパスワードを入力。希望の本をクリックすれば、パソコンなどで読むことができる。貸し出しは1人5冊まで。貸し出し期間は15日で、期間が経過すると自動的に返却され、読めなくなる。 読みやすいよう文字の大きさを調節したり、音声で聞いたりもできる。図書館側には貸し出し・返却業務