なんといっても木原敏江×萩尾望都×青池保子鼎談。そして、この写真。 萩尾と青池がタッグを組んで当時の思い出を交えながらどんどん木原敏江の魅力を言語化してくれるのがとても頼もしい。 そして、2016年刊の「少年の名はジルベール」もそうなのだけど、この時期のマンガ家の話は創生期に新しいものを創ろうとしていた人々の友情物語の色が濃くて、読んでいてとても楽しい。 木原:不思議なんですよ。こういう稼業やってるでしょ、そうすると雑誌は読みますよね。出版社が違っても出てると自ずと読むわけで。読んでるとね、会ってるつもり? デジャブというんじゃないけれど、会わなくても電話しなくても、全部わかるのよね。あ、やってるな、元気だな、くたびれてるな、これは何かいいことあったのかな? とか、全部。 という話に憧れる。作品を通して育まれる友情、美しい。池田理代子が寄稿のマンガで、「オペラやフランス革命の話を電話でずっ