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ブックマーク / realsound.jp (11)

  • 取次大手「トーハン」小規模書店向けの新サービス10月17日開始 現役の本屋店主はどう見た?

    取次最大手トーハンは、小規模書店に向けた配送サービス「HONYAL(ホンヤル)」の開始を発表 書店取次大手のトーハンが、10月17日、小規模書店に向けた配送サービス「HONYAL(ホンヤル)」を開始したと発表した。配の対象から雑誌を外し、書籍に限定する。ほかにも、週1回程度の配とするなど制約は多いものの、書店への参入障壁が下がる画期的なサービスといえる。 昨今、書店の閉店が相次いでおり、書店がない自治体の数が増加傾向にある。数年前は、老舗の書店がなくなり、チェーンの書店ばかりになってしまう……という傾向にあったが、最近ではなんとチェーンの書店も撤退してしまう厳しい状況に陥っていた。 そんななかで注目を集めているのが、個人経営の書店である。従来の個人経営の書店と一線を画すのは、店主の趣味やこだわりが如実に反映された店作りがなされている点だ。例えば、地質学が好きな店主の書店なら、地層や化石

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    feel 2024/10/29
  • 「リブレ」「大洋図書」が牽引する「商業BL」事情、次なる覇者は? 識者が解説する人気出版社の業界地図

    一大ジャンルとなった「商業BL」。その人気は国内だけに留まらず、海外でも多くのファンを獲得している。商業BLの市場が拡大するに連れ、出版社ごとの特徴多様化。バラエティに富んだレーベルが次々に生まれている。 そこで株式会社サンディアスが運営するBL情報サイト「ちるちる」編集部に、気になる昨今のBLレーベル事情や人気ジャンルについて聞いた。日のみならず、海外も含めた現在の、BL事情をマッピングしていく。 ◼️映像化の人気作揃う「リブレ」と「大洋図書」がBL界牽引 さんかく窓の外側は夜 1(リブレ) ちるちる編集部の調査によると、現在のBLレーベルとして先頭を走るのは、「ビーボーイコミックス」「ビボピーコミックス」などのレーベルを持つ出版社リブレ。2024年上半期だけで約70冊を刊行し、BL業界を牽引している存在だ。『抱かれたい男1位に脅されています。』や『さんかく窓の外側は夜』など、映像化も

    「リブレ」「大洋図書」が牽引する「商業BL」事情、次なる覇者は? 識者が解説する人気出版社の業界地図
  • 〈少女漫画誌〉部数減少の原因は? 漫画編集者に聞く、雑誌離れだけではない問題点

    集英社の少女向けまんが誌「りぼん」8月号 少女漫画雑誌が軒並み苦境に陥っている。日雑誌協会が8月7日に公表した2024年4月〜2024年6月の3ヶ月ごとの平均印刷部数によると、「りぼん」が約11万8333部で、「ちゃお」が約10万6667部。かつて「りぼん」は約250万部、「ちゃお」は約100万部を突破していたことがあったが、部数が深刻に落ち込んでいることがわかる。 【写真】「りぼん」8月号付録は世界的大人気ホラーゲーム「Poppy Playtime」との豪華コラボ 数ある少女漫画雑誌のなかでも、「りぼん」「なかよし」「ちゃお」は“3大少女漫画雑誌”と言われている。しかし、現在「なかよし」は約2万8667部まで減少。『美少女戦士セーラームーン』の連載時には約200万部を発行していたことを考えると、約71分の1まで部数が減少してしまったことがわかる。 他の少女漫画雑誌の部数を見てみると、「

    〈少女漫画誌〉部数減少の原因は? 漫画編集者に聞く、雑誌離れだけではない問題点
  • BLの源流『JUNE』元編集長・佐川俊彦インタビュー「女の子は美少年の着ぐるみを着ると自由になる」

    1978年に『Comic Jun』として創刊され、同名ブランド「JUN」があったことから第3号より『JUNE』と改題されたこの雑誌は、女性向けの男性同性愛をテーマとした点で後のBL(ボーイズラブ)の源流となった。かつて“JUNE”は、このジャンルの総称でもあったのである。マンガ中心の同誌は一時休刊をはさみつつ1980年代に熱心なファンを獲得し、1982年より姉妹誌『小説JUNE』も発行された。だが、BL台頭後はテイストの違いから退潮を余儀なくされ、2013年に『JUNE』ブランドの雑誌は姿を消した。『JUNEの時代 BLの夜明け前』は、アルバイト時代に同誌を企画して編集に携わり、やがて編集長となった佐川俊彦の回顧録である。彼は、時代の推移をどのように見つめていたのか。(円堂都司昭/6月10日取材・構成) 改題前の創刊2号と改題後の3号 ――若い頃からマンガに親しむなかで、『JUNE』という

    BLの源流『JUNE』元編集長・佐川俊彦インタビュー「女の子は美少年の着ぐるみを着ると自由になる」
  • 人気漫画家 生成AIに絵柄を無断学習される“なりすまし横行”に苦言「削除困難ギリギリ現行法を回避する」

    クリエイターは生成AIとどう向き合うべきか?(unsplash) 生成AIに関する話題は、連日のようにSNS上で“推進派”と“規制派”が激しい論争を繰り広げている。なかでも、イラストなどのクリエイティブな分野では、特に議論が紛糾している状態にある。SNSで目にするのは生成AIを規制したほうがいいとする意見であるが、推進したほうがいいという意見も多い。現在進行形で進化している生成AIの扱いをどのようにすべきか、結論が出るには至っていないのが現状だ。 そんななか、生成AIに自身の絵柄を学習され、無断で絵柄LoRA(注:生成AIの絵柄学習モデル)を作成された漫画家がいる。『疫神のカルテ』などの作品がある樋口紀信である。樋口は生成AIを悪用され、実際に被害を受けた経験から、積極的にSNSで発信を行っている。いったいその被害の実態はどのようなものなのか。そして、生成AIと我々はどう向き合うべきなのか

    人気漫画家 生成AIに絵柄を無断学習される“なりすまし横行”に苦言「削除困難ギリギリ現行法を回避する」
  • 漫画家、印税では食べていけない?  紙の単行本の発行部数激減が与える深刻さ「まさかこんなに減るとは」

    ■紙の単行の発行部数が減ると? 「出版社から届いた、単行の初版の発行部数を見て衝撃を受けました。たったの3000部って……。前の巻では8000部でしたが、こんなに減らされるとは思いませんでした。これでは生活できません」 こう話すのは、ある大手出版社で漫画を連載している現役の漫画家A氏である。漫画家にとって、“印税”を生み出す単行の発行部数は生命線だ。しかし、その発行部数が急激に減らされる例が目立っているというのだ。紙の単行の急速なシェア縮小などが背景にあるのは間違いない。 「連載作家はアシスタント代などを払うと、原稿料収入は月に数万円しか残らない人もいます。人によっては赤字ということもある。印税を臨時ボーナスと言う人もいますが、それはよほどの売れっ子の話。新人は印税があることでようやくトントンという感じなのですが、ここまで発行部数を減らされてしまうと、とても生活できません」 かつて

    漫画家、印税では食べていけない?  紙の単行本の発行部数激減が与える深刻さ「まさかこんなに減るとは」
  • コンビニから本がなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの本屋さん」はどうなる

    コンビニからがなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの屋さん」はどうなる 出版取次大手の日出版販売(日販)が、コンビニエンスストアに雑誌や書籍を配送する事業を、2025年2月には終了するという。10月26日、共同通信社が報じた。現在、日販は全国のファミリーマートとローソン計約3万店に配送している。共同通信社によれば、撤退後は、セブンイレブンに配送しているトーハンが配送事業を引き継ぐ方針とのことだ。 いよいよ、格的な紙離れの影響が出てきたか、という印象である。コロナ禍の中で、電子書籍の売上は伸びた一方で、紙の書籍の売上は落ち込みつつあり、リアル書店の数も減少した。日版のコンビニからの撤退は、これまで堅調と思われていたコンビニですら、紙の雑誌・書籍の売上が落ち込んでいることを如実に表している。 しかし、今回の決定を冷静に見る識者も少なくない。というのも、以前

    コンビニから本がなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの本屋さん」はどうなる
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    feel 2023/10/30
  • 『スキップとローファー』になぜ心を動かされるのか? アニメ監督×原作者インタビュー

    桜も舞い散り、新しい場所での新生活が始まる4月。高校生のスクールライフを描く高松美咲原作の『スキップとローファー』がアニメ化された。コメディ的な面白さとともに高校生の人間関係の機微を描いた作。登場人物たちがゆっくりと成長していく様子が、多くの読者の共感を集めている。 作の魅力はその人間関係のリアルさにあり、一方で多くの読者にとっての理想像でもある。アニメ化において、キャラクターたちの細やかな感情や成長の様子はどのように表現されたのか。監督を務めた出合小都美と原作の高松美咲の対談インタビューで、理想的なアニメ化がされた背景に迫る。 岩倉美津未と志摩聡介のモチーフは、司馬遼太郎『関ヶ原』の石田三成と島左近 ーー『スキップとローファー』がアニメ化されることが決定した際、お2人はそれぞれどのように感じましたか? 高松美咲(以下、高松):実はアニメ化の話をもらえるとは全然思っていなかったんです。

    『スキップとローファー』になぜ心を動かされるのか? アニメ監督×原作者インタビュー
  • 紙の値上がりが出版に大きな影響  業界関係者アンケートで「価格に転嫁」「ページ数を減らす」が半数以上

    2022年から2023年まで、出版に携わる人の半数以上が、紙代の値上がりが「あった」と回答――。株式会社インターカラーが出版業界人327名を対象にしたアンケートを調査で、ロシアウクライナ侵攻や長引くコロナ禍の影響で、紙の値上がりが出版業界に大きな影響を与えている実態が浮き彫りになった。 今回の調査は、「紙の値上げの状況と紙媒体広告への影響」と題し、新聞、雑誌、フリーペーパーなどの執筆・編集、出版・発行、印刷、製などに携わる全国の327名(男性272名、女性55名)を対象に実施。調査期間は2023年2月16日~2月20日に行われた。 回答によれば、紙代の値上がりが「あった」と回答したのが52.2%で、「3回以上あった」が22.9%にも及んだ。同社の調査では、2022年の紙の値上がり率の平均は24.3%で、著しい値上がりが続いていることがわかる。 この傾向は今年に入っても変わらないようで、

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    feel 2023/03/08
  • Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来

    Amazon.comの日法人アマゾンジャパンが国内の物流施設で生活必需品や衛生用品を優先的に入荷し、それ以外の商品の入荷制限をしていると2020年4月17日付けの日経済新聞で報じられた。 「それ以外」に入れられたもののひとつがである。結果、どうなったか。多くのAmazon内の在庫がなくなり「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」というステータス表示になった。在庫がなくなったにもかかわらずAmazonから注文(入庫以来)は来ないので、取次も出版社もどうすることもできない状況が続いている。(代わりに楽天ブックスなど他のネット書店が機能してくれれば一気に利用を伸ばすチャンスだったのだが、そちらも十分とは言いがたい状況だ) 買う側(読者)からしても売る側(出版社)からしても、リアル書店は開いていないか開いていても三密を避けようと考えるとなかなか行きづらいし、オンライン書店でも実質的に

    Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来
  • プラモ愛好者が驚愕した『Nintendo Labo』の“説明”ーー「わからないとは言わせない」任天堂の気迫

    『Nintendo Labo』の説明はあまりに「懇切丁寧」過ぎた 4月20日に発売された『Nintendo Labo』。おれも早速買ってひとしきり遊んでみた……と言いたいところなのだが、5月1日現在、「つり」だけを作ってそのままとなっている。理由は、『Nintendo Labo』が怖くなってしまったからだ。 『Nintendo Labo』では、段ボールの板を部品ごとに切り離し、自分で折って加工して部品を作って組み合わせ、Toy-Conというコントローラーを作成する。これに『Nintendo Switch』のJoy-Conを取り付けることでjoy-Con内部のセンサーが動作し、様々な反応を引き出すことができるというものである。 なので、『Nintendo Labo』で遊ぶ際には、まずこのToy-Conを組み立てる必要がある。この組み立て方の説明が怖い。「懇切丁寧」という概念に手足が生えて、棍

    プラモ愛好者が驚愕した『Nintendo Labo』の“説明”ーー「わからないとは言わせない」任天堂の気迫
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