タグ

ブックマーク / blog.livedoor.jp/science_q (16)

  • 科学の自浄作用 - サイエンスあれこれ

    2011年07月23日 11:11 カテゴリ科学コミュニケーション 科学の自浄作用 Posted by science_q No Trackbacks Tweet 最近では、一般の人々も少しずつではあるが、科学論文というものの信頼性に疑問を持ち始めている。たとえ超一流誌に掲載された論文にも大ウソは五万とあるの だ。多くの人は、科学には自浄作用があると考えているかもしれない。間違った論文もいつかは否定され、駆逐されると。しかし実際は、あやしい論文が最終的 に取り下げられることは、データの捏造が明らかになった場合などいくつかの悪質なケースを除いてほとんどない。グレーな論文は、いつまでもグレーなまま存 在し続ける一方、清廉潔白な論文と何ら区別されることなく検索され続けるのである。それは一体どうしてなのだろう。アメリカの著名なサイエンス・ライターであるCarl Zimmer氏は、ニューヨーク・タイ

  • アルマジロに御用心 - サイエンスあれこれ

    2011年05月11日 00:55 カテゴリサイエンス最前線〜動物・植物・微生物 アルマジロに御用心 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet アメリカ南部の州には、野良犬ならぬ野良アルマジロが多数生息しているそうです。裏庭、縁側、道端などどこでも普通に見かけるといいます。でも可愛いからといって、あまり濃厚なスキンシップは避けた方が無難かもしれません。『The New England Journal of Medicine』の4月28日号に掲載された研究報告において、アルマジロは、ハンセン病菌を媒介し、人に感染させる危険性が指摘されたのです。 ハンセン病は、ライ菌(Mycobacterium leprae)によって引き起こされる感染症で、末梢神経障害および特有の皮膚症状が特徴です。ライ菌は比較的低温の環境(30−33℃)を好むた

    felis_azuri
    felis_azuri 2011/05/12
    『アルマジロ料理は大変美味で、テキサスやその周辺の州の名物料理になるほどらしい』
  • 中国の奇病〜致死性ウイルス特定される - サイエンスあれこれ

    2011年03月26日 06:56 カテゴリサイエンス最前線〜医薬 中国の奇病〜致死性ウイルス特定される Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 発熱を伴う血小板減少症候群(SFTS)と呼ばれる奇病が、中国で確認されたのは2006年のことです。安徽省に住む村人たちは、高熱、腸管出血、血小板の減少などで次々と死に始めました。中国の疾病対策センター(CDC)は、当初ヒト顆粒球アナプラズマ症(HGA)を疑いました。HGAは、ダニによって媒介される細菌Anaplasma phagocytophilumが原因で起こる病気で、1990年にはアメリカで、1997年にはヨーロッパでその症例が認められたことから、中国CDCは2008年に中国初のHGAとして、『The Journal of the American Medical Associa

    felis_azuri
    felis_azuri 2011/03/28
    河南省の件かな?『異常な高死亡率など実際の病気の実態がこの発表にそぐわなくなっても、一切の状況を公にすることはなかった』『が、2010年9月の新聞スクープがきっかけとなり、同月8日にウイルスの関与を公表』
  • 魚を食べてハッピーに - サイエンスあれこれ

    2011年02月26日 11:39 カテゴリ科学と暮らし 魚をべてハッピーに Posted by science_q No Trackbacks Tweet 最近どうも自分に自信がない。将来が不安だ。心配の種が尽きない。人に会うのが億劫だ。こんなネガティブ思考に陥ったときは、魚をべるとよくなるかもしれません。フランス国立系研究機関が共同で『Nature Neuroscience』の1月30日付けオンライン版に発表した論文によれば、魚に多く含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸が不足したマウスでは、うつ病傾向や不安症、非社交性などの行動異常がみられたというのです。そしてその原因を探ったところ、何と脳内マリファナとして知られている内在性カンナビノイドの効きが悪くなっていることがわかりました(関連記事に出てくるアナンダミドも内在性カンナビノイドのひとつです。)。 体内で合成することができないため必

    felis_azuri
    felis_azuri 2011/02/26
    『食生活のなかで摂取した多価不飽和脂肪酸のn-3/n-6系統比は、そのまま体内の脂肪酸組成に影響』
  • 言語の系統樹 - サイエンスあれこれ

    2011年01月06日 07:41 カテゴリサイエンス最前線〜進化 言語の系統樹 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 言語の進化は、ある意味生物の進化と似たところがあると言われています。民族が移住などで分断されると、彼らの言語がそれ以降独自の発展を歩むのは、生物の放散進化(適応放散)に似ています。また、起源の異なる言語間でも文法の基が似ていたりするのは収斂進化かもしれません。あるいは、地理的に近いか、人的な交流が頻繁にあれば言語間で語彙の貸し借りが起こったりするのは、別種間の遺伝子水平伝播に似ていると言えるでしょう。そして言語の系統樹を書くにあたっても、生物のそれと同様、言語(生物)間の類似性の中から、語彙(遺伝子)の水平伝播による寄与を区別する必要があります。 今回、ドイツとニュージーランドの共同研究チームは、インド・

    felis_azuri
    felis_azuri 2011/01/06
    『84の言語の系統関係を明らかにするために、それらの言語間で同一語源が疑われる、つまり意味も綴りもよく似た2346単語を選び出し、その中に水平伝播によるものがどれほど含まれているのかを調べました』
  • もっと野菜を食べて!お母さん - サイエンスあれこれ

    2010年12月23日 16:25 カテゴリ科学と暮らし もっと野菜をべて!お母さん Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 妊娠中の母親の生活、特に味や匂いに対する好き嫌いが、出産後の子供の嗜好に影響を及ぼすことは、以前から知られていましたが、今回英国王立科学アカデミー紀要の12月1日付オンライン速報版に掲載された論文によって、そのメカニズムの一端が明らかになりました。 研 究者らは、妊娠中の母親マウスに、アセトフェノン(チェリーフレーバーと呼ぶ)とチグリン酸イソプロピル(ミントフレーバーと呼ぶ)を添加したエサを与え たところ、生まれてきた子マウスもこれらのフレーバー入りのエサを好みました。実は、この実験に用いたマウスは、匂い受容体タンパク質とGFP(蛍光タンパク質)の融合タンパク質遺伝子を、来の受容体タンパク質遺伝子

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/12/24
    『このようなしくみは、食べても大丈夫なものを生まれる前から学ぶのに必要なのだろうと考えられています』
  • 読み書き能力獲得の効用と代償 - サイエンスあれこれ

    2010年11月26日 01:16 カテゴリサイエンス最前線〜脳 読み書き能力獲得の効用と代償 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 現生人類がいつから言語を操るようになったのかには諸説がありますが、47-66万年前にネアンデルタール人との共通祖先から別れた後、大体10-30万年前というのが一般的な見方のようです(出典)。 ちなみに、約3万年前まで、現生人類と共存していたネアンデルタール人は、言語をもたなかったと考えられています。一方、人類が文字を発明し、読み書きを 始めたのは、およそ5000年前とごく最近のことです。これは、読み書きのための独自の脳回路を進化させるにはあまりに短期間であることから、それまで他 の目的で使われていた脳回路に相乗りする形が取られたのではないかと考えられていました。それは、一体どのような働きをする

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/11/29
    『相乗りすることで、その領域の本来の機能である話し言葉の理解力も向上させている可能性を示唆しています。しかし、同時に読み書きができることは、共有する領域の顔認識に対する反応性は弱め』
  • 他事を考えず現在の事に集中しましょう - サイエンスあれこれ

    2010年11月18日 07:59 カテゴリサイエンス最前線 他事を考えず現在の事に集中しましょう Posted by science_q No Trackbacks Tweet 子 供の頃は、先生から「ぼけーっとするな」と叱られ、大人になると、友達からは「人の話、聞いてる?」とたしなめられ、恋人からは「一体何考えてるの?」と 疑われ、それでも今直面している現実と全く関係のないことを、とりとめもなく考えがちなあなた、そういう癖は早めに直さないといつまでたっても幸福を感じ られないかもしれません。人が、今現在何をやっていて、その時何を考えていて、そしてその今が幸せかどうか?このようなサンプリング調査をするには、多大 な費用と労力を必要とするため、これまであまり大規模なものは行われてきませんでした。今年4月の発表で、全世界での累計出荷台数が5000万台を突破したと言われているiPhoneが登場

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/11/19
    『ホームページ上で告知しただけにも関わらず、全世界83 カ国の18歳から88歳まで、86の異なった職種からなる5000人の参加者が集まりました(ただし、全員が最新のガジェット好きというバイアスはあります』iPhoneすげーw
  • ω-3脂肪酸は脳には無効? - サイエンスあれこれ

    2010年11月15日 06:21 カテゴリサイエンス最前線〜医薬 ω-3脂肪酸は脳には無効? Posted by science_q No Trackbacks Tweet 青魚に多く含まれる、ドコサヘキサエン酸(DHA) やエイコサペンタエン酸(EPA)といったω(オメガ)-3不飽和脂肪酸には、これまで様々な生理作用が報告されてきました。血中の中性脂肪や悪玉 (LDL)コレステロール値を下げて、血液をサラサラにすることで、高血圧や動脈硬化になるのを防いだり、その抗炎症作用によってアレルギーや糖尿病を予 防したりなどです。なかでも、「魚をべて頭が良くなる」などのキャッチフレーズによって、脳への効果は特に広く世の中に知られています。しかし、最近の 研究結果によれば、どうもこの脳への効果はあまり期待しないほうがいいようです。ω-3不飽和脂肪酸の脳への効果のひとつとして、妊娠中に摂取すること

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/11/15
    『すでにアルツハイマー病と診断されたが、症状がまだそれほど進行していない402人に対し、その6割にDHAを、残り4割にプラシーボを与え、比較 したところ、DHAに病気の進行を遅らせる効果は何ら見出せなかった』
  • 濡れ犬の首振り運動に関する研究 - サイエンスあれこれ

    2010年11月06日 12:58 カテゴリ四方山話 濡れ犬の首振り運動に関する研究 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 世の中にはなぜこんなことをと思うくらい、一見くだらないテーマを大真面目に研究している研究者がいます。今回ご紹介する米ジョージア工科大学の大学院生アンドリュー・ディッカーソン君もその一人です。彼が『Gallery of Fluid Motion』という雑誌に投稿中の論文のタイトルは、「濡れ犬の首振り」。水に濡れた犬が、よく首を振って水を飛ばすあれです。何でも、自然の中に隠されたメカニズムを発見したいとか。一体どんな研究なんでしょうか? 彼は、体の大きさが異なる動物、熊、犬、ねこ、ねずみの首振り・水飛ばしの動作を、高速度カメラで撮影し、1秒間に何回首を振っているのかを比較しました。その時の映像はこちら。 そ

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/11/07
    後記部分も含め、ハゲしく興味深い。
  • お父さん、健康でいましょ。娘のために - サイエンスあれこれ

    2010年10月29日 03:13 カテゴリ科学と暮らし お父さん、健康でいましょ。娘のために Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 外もめっきり寒くなり、今年もまたお酒の美味しい季節がやってきましたね。ただ世のお父さん方、毎年この季節、どうせ自分がちょっと太るだけだからとついつい飲み過ぎ、べ過ぎの誘惑に負けてしまっていませんか?でも、10月21日付けの『Nature』に掲載された論文を読んだら、きっと締めのラーメンくらいは止めとこうかなと思いとどまるかもしれません。なぜって、メタボなお父さんをもつ娘は、生まれつきメタボ予備軍になる可能性が高いかもしれないことがわかったからです。まあまだラットを使った実験段階の結果ですけどね。こ れまでも、妊娠中のお母さんの生活が胎児の体質に影響するという報告はたくさんあったのですが、今

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/10/29
    ラットで獲得形質が遺伝???の件
  • たかがオナラ、されどオナラ - サイエンスあれこれ

    2010年10月23日 09:44 カテゴリ四方山話 たかがオナラ、されどオナラ Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 以前、アメリカのサイエンスジャーナリスト、メアリー・ローチの新刊『Packing for Mars』を取上げましたが、 今回も懲りずに、その中から面白いお話をひとつご紹介します。今回のお話は、宇宙船内などの無重力空間でのオナラの話です。オナラの主成分は可燃性のメタ ンガスであり、特に狭く、乾燥した宇宙船内では、臭いがこもって他人を不快にさせる以上に、引火の危険性が考えられたことから、オナラ問題をどうするか は、宇宙開発初期における重要課題のひとつでした。 そして、そこはかつて米国農水省に在籍し、歴史の中に埋もれてしまった唯一のオナラ研究者、エドウィン・マーフィーが最高に輝いていた時代でもあったのです。彼は、

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/10/23
    『おそらく腸内細菌叢の違いに起因しているのか、被験者の半数のオナラがメタンガスフリーだったことを見出した のです。そしてさらに驚くのは、マーフィーはこの実験で、数人の完全にオナラをしない人間を見つけ』
  • 学術論文に査読は必要か? - サイエンスあれこれ

    2010年10月12日 03:19 カテゴリ科学コミュニケーション 学術論文に査読は必要か? Posted by science_q No Trackbacks Tweet 先週号のPNAS(米国科学アカデミー紀要)で、Linda B. Buck(リンダ・バック)の2005年の論文が取り下げら れたことを知りました(購読無料)。理由は明快、再現性が取れなかったというものです。リンダ・バックとは、におい受容体の発見で2004年のノーベル生 理学・医学賞を、師匠でもあるリチャード・アクセルとともに受賞した、超一級の研究者です。これだけ大物だと、何人もの共著者からなる論文の取り(責任著 者)を務めることもあるので、名前だけとは言わないまでも、実質的にはほとんど関与していない論文かと思いきや、著者は彼女を含めたったの3人です。どう してこういうことが起こるのか?それには、もちろん絶えず論文による成

  • 腎臓結石で辛い思いをしないために - サイエンスあれこれ

    2010年10月04日 08:23 カテゴリ科学と暮らしサイエンス最前線〜医薬 腎臓結石で辛い思いをしないために Posted by science_q No Comments Tweet 腎 臓結石と尿管結石を合わせて上部尿路結石と言うそうです。結石が腎臓内にある腎臓結石は、ほとんど痛みがないそうなので、激痛を伴うのは、その結石が尿管 に下りてきたときの尿管結石なのですが、その痛みは半端ないそうですね。私自身は、時々腰の辺りがしくしくと痛むことがあるので、おそらく軽い腎臓結石の 気があるのかもしれませんが、幸いなことにまだ尿路結石の痛みは経験したことがありません。その死ぬほどの痛みは、突然始まるのですが、半日以上続くことはまれで、実際それで死ぬこともないので、それほど恐れることはないのでしょうが、再発しやすいのが難点で、一度結石を患った人のほとんどは、10年以内に再発するそうです。ただし

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/10/06
    『高血圧予防食とは、果物、野菜、ナッツ、豆、乳製品、全粒穀物を多く含み、甘味飲料、加工された赤身肉をあまり含まない食事のことで(略)結石を患う危険性がほぼ40-45%低下するそう』
  • ハマダラカがマラリアにかからないのはなぜ? - サイエンスあれこれ

    2010年09月16日 06:36 カテゴリサイエンス最前線〜医薬 ハマダラカがマラリアにかからないのはなぜ? Posted by science_q Tweet マラリアと いう病気がハマダラカという蚊の媒介する原虫によって引き起こされることはよく知られていますが、意外に知られていないのが、マラリアの中間宿主はヒトで あり、蚊は最終宿主だという点です。マラリア原虫はハマダラカの体内でしか有性生殖できず、さらにそこで無性生殖も行い、約1万倍に増えると言われていま す。では、なぜハマダラカはマラリアで死なないのでしょうか?実は、ハマダラカの中にも感染で死んでしまうものもいるそうで、正確にはほとんど死なないと 言ったほうが正しいでしょう。いずれにせよ、ハマダラカの体内では、マラリア原虫の増殖を制御している何らかのメカニズムがあるのは確かなようで、それが 何なのか今までよくわかっていませんでした

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/09/27
    『脊椎動物における、免疫グロブリンを介した免疫記憶とはそのメカニズムがまったく異なってはいるものの、ハマダラカにもマラリア原虫に 対する免疫記憶のような状態を誘導』
  • 白馬の利点 - サイエンスあれこれ

    2010年02月20日 14:53 カテゴリサイエンス最前線 白馬の利点 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 進化的観点からす ると、生きていく上で不利な遺伝的形質というのは、往々にして淘汰され、そのうち集団の中から消えてしまうものですが、逆に言うと、一見不利な形質でも、 それが集団中に残っているということは何らかの利点があった可能性があります。白い毛色の馬もそのひとつです。 白馬は、そうでない馬と比べて紫外線によると思われる皮膚ガンに罹り易く、また自然の中で目立つため、捕されやすいという不利な条件をもつにも関わらず、現在も淘汰されず、一定の個体数を保持しています。その原因を解明した論文が、2月3日の英国王立協会生物科学紀要オンライン版に掲載されました(購読無料)。 それによると、どうも白馬には、病気を媒介するハエが寄り

    felis_azuri
    felis_azuri 2010/02/21
    家畜化されてから塩基配列が変化した突然変異形質である可能性に言及無し。人為淘汰を排除して考察してよいかどうかの前提が提示されていない。/その研究室有り様を業界で当たり前として受け入れる状態が問題では?
  • 1