楽天のkoboを始めたところ、50%オフ以上で書籍が買えたという話の裏にはCRM(顧客リレーションシップマネジメント)という戦略が働いているという話をした。 CRMとは簡単に説明すれば、優良顧客の囲い込み戦略だ。どのような商売でも2割の数の顧客で8割の利益が生み出されるものである。そのような顧客を発見したら、どんどんいいサービスをオファーして、上顧客に育ててしまうべきというのが、CRM戦略の考え方である。 だからkoboを使い始めた途端、たくさん本を買い始めた私を、楽天のコンピューターは「よい見込み客だ」と判断し、矢継ぎ早に40%オフクーポンを送り付けるというプログラムが作動したのである。 しかしここには、もう1つ興味深い別の戦略が裏側にあるように思える。 このような緻密なCRMとは別に、楽天は、誰にでも50%オフで売れ筋の電子書籍を販売している。それは冒頭で紹介したような半沢直樹シリーズ
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