確率のクイズで有名な問題がある。 2人の子ども問題。 「ある家庭に2人の子供がいる。そのうちの1人が男の子であることが分かっているとき、もう1人も男の子である確率はいくらか」 いかにも単純な問題のようでありながら、論争が絶えない。 答えが1/2か1/3かで、議論が起きる。 男の子か女の子が生まれる確率はは単純に半々だから、もう1人が男の子である確率も当然ながら1/2だろうと考えると、「ブー!」となる。 答えは1/3だという根拠はこうだ。 2人の子供の組み合わせは、次の4通り。 (兄、弟)(兄、妹)(姉、弟)(姉、妹) このうち、1人は男の子だということが分かっているから、(姉、妹)の組み合わせが消える。 残りは3通り。 そのうち、もう一人が男の子であるのは(兄、弟)の組み合わせだけ。 よって、1/3が正解となる。 たいていの人は、単純に1/2だろうと思っていた自分の感覚との違いに驚く。 こ