産業技術総合研究所の片岡博士らの研究チームは、フラクタル図を使ってニューラルネットを訓練することで、現実の写真の大規模データセットを用いる場合と同様な結果を得られることを示した。手作業で訓練データを作成する労力と時間が省けるだけでなく、偏りを含まないデータセットを作るのに役立つ可能性がある。 by Will Douglas Heaven2021.02.12 128 65 3 20 画像認識システムのほとんどは、 蛇からミルクセーキや靴まで、何百万枚もの日常物の写真が入った大規模データベースを使用して訓練されている。人工知能(AI)は、物体を繰り返し見せられることで、その種類を区別することを学ぶ。しかし、日本の研究者たちは今回、日常物の写真の代わりにコンピューターが生成するフラクタル図で訓練することで、AIが日常物の認識を学び始めることが可能であることを示した。 これは奇妙だが、画期的なアイ