私は現代日本の餓死者数に、少し関心を持っています。 一つは、いま話題になっている貧困問題との関係です。 もう一つは、何といっても、ひきこもりとの関係です。最近、ひきこもり者とその親の高齢化が問題になっています。親元で扶養されているひきこもりの人の場合、親が亡くなれば経済的に大変です(扶養と言えば、扶養控除が廃止されるという話がありますね)。 一つの行き着く先として、極端ではありますが、餓死が考えられます。実際、ひきこもり者の餓死の事例を何例か聞いたことがあります(田口ランディさんの兄など)。 ひきこもりの人は全国で少なくとも32万~40万世帯いるとか、160万人いるとか、様々な数字が飛び交っていますが、いずれにせよ、相当数のひきこもり者がいるようです。これだけの数だと、たとえわずかな割合でも、ひきこもり者の中に餓死する者が出れば、全体として餓死者数は大変な数に上りそうです。 そこで、最近1
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